『目覚めゆく広場-15M運動の一年』
監督 : リュック・グエル・フレック & ジョルディ・オリオラ・フォルク
2012年バルセロナ (45 分)

2011年5月『インディグナドス(怒れる者たち)』と名づけられた市民による抗
議活動が、瞬く間にスペイン全土に広がった。この一連の抗議活動は、5月15日
(15 de Mayo)に行われたデモが出発点となったことから15M運動とも呼ばれ
る。とりわけ「広場の占拠」という独特の抗議方法は国外からも注目を集め、
約5ヶ月後に『ウォール街を占拠せよ』として大西洋の反対側に再び姿を現す
ことになった。

地方選挙戦の真っ只中に始まったことから、当初15M運動は、当時の社会労働
党政権に対するスペインの人々の不満の表れとして報道された。しかしなが
ら、「今すぐに真の民主主義を。私たちは政治家や銀行家の手中にある商品で
はない」というスローガンに明白なように、その本質は金融権力に乗っ取られ
た議会制民主主義モデルに対する批判であった。

事実、広場を占拠するというアイデアは、新しい民主主義のかたちを探るため
に、参加型の直接民主主義を実践する場を確保するという必要性から生まれて
いる。こうしてスペイン各地に現れた「キャンプ」の中でも、首都マドリッド
のプエルタ・デル・ソル広場に並ぶ規模を誇ったのが、バルセロナ市中心に位
置するカタルーニャ広場のバルセロナ・キャンプであった。

2012年5月、カタルーニャ広場占拠の参加者6人が一同に会するところから始
まる『目覚めゆく広場-15M運動の一年』は、バルセロナの怒れる者たちの足
跡を辿るドキュメンタリーであり、一年後の視点から15M運動を分析する試み
だ。バルセロナ・キャンプの誕生から、州警察による強制排除や州議会包囲と
いった出来事を経て、各地区での集会へ変容するまでが描かれている。

広場の占拠は姿を消してしまったが、スペイン社会を揺るがす変革の波は今も
なお続いている。15M運動が未曾有の危機に苦しむスペインの転換期となった
ことに疑いの余地はないだろう。

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