title: 「すき」とか「きらい」とかいいたい
artists: 津田翔平×東山佳永×渡辺俊介

「愛」という不確定要素が与える存在と意識への影響

限られた空間の中で他者の体温と触れ合い、自身の存在を感じることで、
互いの認識は生まれ、それぞれの行為が及ぼす影響は、孤独ではないという事を実感させる。
これら他者によって自身の存在を再認識することは、もはや「愛」を感じる一つの要素と言えるのではないだろうか。

対象者Aの起こす「何らかの行為」は如何にして人へ影響を与えるのだろうか。
「何らかの影響」を受けた対象者Bは、どのような意識を持って反応をするだろうか。
対象者Bが「何らかの意識」を受けて対応する行為を、「何らかの行為」をおこなった対象者Aはどのように受け止めるのか。
「何らかの意識」に対する互いの反応が自身の存在と行為に対する感情を想起させ「自己意識」を認識することが出来るだろうか。

これらの「自己意識」を持って相手に向けられた行為は、どのような方向性を生み出すだろうか。
こうしたことで互いの行為に対する感情を通じ合わせることはあるのだろうか。
両者の意識が通じ合う時、「自己意識」はやがて「相手に対する想い」に変化するだろうか。
「相手に対する想い」が共鳴しあうことで「何らかの行為」は「愛」になるだろうか。

これは対象者がいることで自身の環境を読み取ることが出来るといった自己認識の喚起と、
自身の行動に対して対象者が干渉することで産まれる意識の変化を探り、
やがては両者が一つの共有した感情や行動を形成することになるのかを試みる実験である。

これは本作の制作に携わる3名の異なる作家が、共に一つの作品をつくる工程において、
互いに自身の感覚を剥き出しにしながら一つの形を求めて干渉しあう行為は、
さながら「愛」を求めては「失望」し、それでも尚「愛を求める」といった、
本能的に人の持つ「欲」にも似た感覚を得たことで作られた空間と作品のコンセプトである。

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