長寿命で高い強度を持つLEDは様々な製品に組み込まれるが、その大本の機器の更新・買い替えスピードの早さにより寿命を迎える事なく廃棄されていく。

 LEDは生きたまま役目を失い、壊れることなく頑丈な樹脂で守られ生き続ける。そんな死から遠のいた光であるLEDを死の象徴である髑髏に覆い、焼き切れる迄電圧を与えて殺す。内側から死を強制的に引っ張りだす。

 強く輝き漲る命、エネルギーの枯渇を一切感じさせないモノから急激に「死の側面」が滲み出てくるイメージとは、原発が爆発した瞬間に私が身体的に味わったイメージである。

 人は誰もが死ぬ。しかしそれが今、今日、明日のことだと思って生きてはいない。放射能という視えぬものにより外傷からではなく内側から崩され、自身の溢れる生が突如として、静かにひっくり返されていくような感覚。

 陰/陽 過去/未来 意味/無意味 夢/現実 生/死 

 両極をなすモノがダイナミックにぶつかり攻めぎ合い乍ら負へ移行する。生きているとも死んでいるとも言えない「生」も「死」も過剰に膨らむ混沌と混乱の姿。

tatsuto.mamiya@gmail.com
Facebook facebook.com/mamiya.tatsuto

Loading more stuff…

Hmm…it looks like things are taking a while to load. Try again?

Loading videos…