
従業員は、どこからでも仕事ができることを望んでいます。実際、スタッフの39%が、リモートワークの選択肢が取り消された場合、すぐに仕事を辞める意向を示しています。Gallupのレポートによると、リモートワークの対象となるスタッフのうち、現在、完全にオフィス勤務をしているのはわずか20%です。
かつてないほど多くの人がリモートワークを行っているため、企業は組織内/社内コミュニケーションの戦略と、勤務場所に関わらず、チーム内でコミュニケーションを図る方法を見直す必要があります。企業が動画などの組織内/社内コミュニケーションツールを活用することで、全体のコミュニケーションがより効果的になることがわかってきています。
実際、動画を活用しているチームでは、組織の共同作業環境やスタッフトレーニングが「素晴らしい」と回答する可能性が2倍、職場での従業員エンゲージメントが「優れている」と回答する可能性が75%高くなっています。
従業員の活力を引き出し、チームのパフォーマンスを向上させ、ビジネスの効率を高めるために、組織内/社内コミュニケーション動画を使用すべき5つの重要な理由を組織でご検討ください。
1. 効果的にチームのトレーニングとオンボーディングを行う
労働力の分散には課題が伴います。VimeoとGlobalWebIndexがまとめた最新のレポートでは、人事担当者の35%が、従業員のオンライン研修において大きなハードルに直面しています。
現在の従業員または新規従業員に対するトレーニング、オンボーディング、またはセールスイネーブルメントが不十分な場合、従業員の生産性、満足度、および定着率に深刻な影響を与える可能性があります。チームメンバーが新入社員としてポジティブな経験を得られない場合、新しい仕事を探す可能性が2倍になります。
チームが重要な教育、指導、企業価値観の習得や、企業文化に関する洞察収集の機会を逃さないよう、オンライントレーニングやオンボーディング動画で新入社員トレーニングを強化することを検討しましょう。
高画質の動画ツールを使用してオンデマンドトレーニングハブを構築すると、従業員のトレーニングや理解を促進できます。たとえば、世界的塗料メーカーのAxaltaでは、持続可能で革新的なソリューションをお客様に提供しています。この情熱は、製品、実務、トレーニングに反映されています。過去数年間、Axaltaはオンライントレーニング動画を活用して、13,000人の専門技術スタッフに、効果的なインターナルコミュニケーションを提供してきました。
「技術者が必ずしもトレーニングセンターに通いたがるとは限りません。多様な学習者層の『全員に適した方法』はないのです。」
スプレーガンの繊細な扱い方など、重要な技術トレーニングのテクニックは、高画質の映像を通して伝えるのが一番です。「車枠のほんの一部が欠けていても、塗装工にとっては非常に大きな問題です。重要な学習ポイントを見逃している可能性があるためです。」とSteve Hamaday氏は話します。高画質の動画ホスティングプラットフォームへの投資により、Axaltaは、成功に必要な経験とトレーニングをチームに提供できるようになりました。
組織のトレーニングコンテンツをインタラクティブ動画に変換することで、チームのエンゲージメントを向上できます。また、イベントをオンデマンドのイネーブルメントコンテンツとして再利用することで、従業員が継続的に学び、スキルを磨き、生産性を高めることができます。
2. 従業員とグローバルにつながる
従業員のエンゲージメントは、ビジネスに大きな影響を与えます。Gallupの「世界の職場環境」レポートによると、従業員のエンゲージメントが高い企業は、他の企業と比較して23%高い利益を上げています。チームとのつながりを深めるために、動画を使用して経営陣との対話集会(タウンホールミーティング)を企画したり、ライブストリーミングで講演やアクティビティを行う社内のバーチャルイベントを開催したり、重要な情報を録画動画として非同期的に配布したりすることができます。
コーポレートコミュニケーションの規模を拡大することは、大手のブランドであっても課題と認識されることがあります。幸いなことに、イノベーションに対する強い欲求と企業コミュニケーション動画に適したツールを組み合わせることで、何千人もの従業員からなる労働力を、強固な一元化されたコミュニティに変換することができます。
たとえば、Rite Aidは、対面式の会議からオンラインのタウンホールミーティングに移行することで、企業戦略を書き換えました。その結果は?より多くの従業員とつながることができ、さらなるライブイベントを実施したいという意欲が生まれました。
「Vimeoで行った最初の全体会議は、ライブや対面イベントを通じて、これまで以上に多くの同僚と繋がることができた貴重な瞬間です。」
使いやすい制作、編集、ライブストリーミングツールで、魅力的な企業動画、社内コミュニケーションツール、その他の動画コミュニケーションリソースを作成できます。
全社会議の真実
Vimeoの全社会議ガイドのデータに基づくアドバイスを活用して、全社会議を実施しましょう。
3. コミュニケーションギャップを埋める
コミュニケーションの有効性と頻度について、経営陣と従業員との認識に大きな違いがあることはデータで示されています。具体的には、経営陣の54%が会社の主要な最新情報を少なくとも週に1回は配信していると回答しているのに対し、わずか20%の従業員がこれに同意しています。
このギャップを埋めるには、経営陣はあらゆるチャネルを通じてコミュニケーションを増やすことを検討する必要があります。ただし、社内コミュニケーションや動画マーケティング戦略の作成または強化といったコミュニケーション方法の効果は、コミュニケーションの内容によって決まります。経営幹部は、信頼性と透明性を重視して、メッセージを伝えやすくする必要があります。
「従業員からはより頻繁なコミュニケーションを望む声が上がっていますが、私の感覚では、本当に求められているのは透明性だと思います。」
真正性を備えた動画作成は、将来に大きな影響を与えます。動画を積極的に活用している企業の従業員では、自社が将来の仕事への準備ができていると回答する傾向が70%以上高まりました。
経営陣は説明動画だけでなく、次のような動画を使用してコミュニケーションギャップを埋めることができます。
- 会社の最新情報を含むパーソナライズされた画面録画やメッセージ動画
- 全社のタウンホールミーティングでの質問セッション
- 迅速な非同期コミュニケーション
- 検索可能なコンテンツの動画ライブラリ
経営陣向けコミュニケーションの戦略やアドバイスの詳細については、Outreach、Meetup、Care.com、 Vimeoのリーダーによる職場コミュニケーションワークショップをご覧ください。
4. 組織内/社内コミュニケーション動画で効率化を図る
仕事とコラボレーションは、長年にわたり根本的に変化しています。そのため、チームは効率の向上、コミュニケーションの合理化、そしてあらゆる職場環境に適応するためのツールを求めています。
これまでの経験から、私たちが発見した、動画を従業員のコミュニケーションツールとして使用して職場の効率を向上させる2つの効果的な方法は、ライブストリーミングと画面録画です。
🔛 ライブストリーミング
Rite AidとPaychexはどちらも、タウンホールミーティングなどの企業イベントの作成とライブストリーミングで成功しました。
Rite AidはVimeoを活用して、最初のオンラインタウンホールミーティングを成功させました。このイベントには、約3,000人の企業および現場の幹部スタッフがオンラインで参加しました。
Paychexは、出張費をライブストリームイベントの開催費に充て、対面での開催時よりも10倍多い従業員の参加を達成しました。
🖥️ 画面録画
2つ目の効率化は、画面録画です。Vimeo Recordのようなツールをチームのワークフローに追加すると、プロジェクトを進めながら、会議数を最小限に抑えたり、トレーニング機会を提供したりできます。
「私のチームはVimeo Recordを使って商品デモを社内で共有し、近日発売予定の商品をお客様にプレビューしています。チーム全員、機能に大満足です!Eメールやチャットのメッセージには代えられない個人的なタッチを加えることができます。」
5. 知識共有の機会を広げる
知識の共有は、従業員の成長と幸福を育むために重要です。トレーニング、指導、オンボーディングのいずれにおいても、従業員が社内から得られるの知識は、職場での成功を促進します。
動画ライブラリで動画録画をホスティングすると、情報にアクセスしやすくなり、新人と既存社員の両方に仕事での成功に必要なツールを提供できます。
Vimeoの包括的なガイド「Essential Corporate Comms Toolkit」は、あらゆる規模の企業がライブ動画を活用して、従業員がどこにいても参加できる魅力的な会議を作成する方法を理解するのに役立ちます。
企業の知識を一元化することができる組織は、現在、新規、および将来の従業員間の一貫性を効果的に維持できます。知識共有の文化に動画を追加することにより、コミュニケーションの効率性がさらに増します。
まとめ: 動画で働き方を再定義する
分散型の考え方では、チームでの作業、コミュニケーション、コラボレーションの方法に変化が求められます。オールインワン型の動画コミュニケーションソリューションと企業コミュニケーションツールは、安全で柔軟なコミュニケーション(および高品質動画)を提供し、ビジネスの円滑な運営を維持します。
働く場所の定義が変化していく中で、時代遅れのコミュニケーション形態に囚われないようにしましょう。チームを成功させる方法を再考し、チームに最高の成果を生み出すツールと透明性をもたらしましょう。
その他の従業員コミュニケーションソリューション
2019年6月12日に最初に公開され、2023年6月1日に更新されました。
Vimeoがスクリーンキャプチャー、動画プロンプトツール、高度な分析などのツールにより、コンテンツの作成、配信、整理におけるコミュニケーションをサポートしている方法をご覧ください。