
無料の動画ホスティングサイトを必要とするコンテンツクリエイターであっても、エンタープライズ向けの動画ソリューションをお探しの組織であっても、動画ホスティングサイトを使用することで、ウェブサイトを滞らせることなく動画を簡単に共有、整理、ホスティングできます。また、私たちは、動画のニーズに合わせてどの動画プラットフォームが適しているかについて、明確な意見(偏りはありますが)を持っています。
ビジネス用の動画ホスティングサイトをお探しの場合は、単なるホスティングソリューション以上のものを活用されると良いでしょう。人気ホスティングプラットフォームのVimeoとDropboxを、無料、有料、Enterpriseのそれぞれのオプションについて詳しく見てみましょう。両方のプラットフォームを使用して、組織向けの総合的な動画を通じたコミュニケーションやチームのコラボレーション戦略を作成する方法について解説しますので、選択される際のご参考にしてください。
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VimeoとDropboxの違いとは?
高品質の動画を作成、編集、管理、共有するためのツールに関しては、Vimeoの動画プラットフォームに勝るものはありません。Vimeoの動画ホスティングプラットフォームは、最大8K HD解像度に対応するカスタマイズ可能な動画プレーヤーを備え、ビジネス向けの動画マーケティングと動画コミュニケーションのツール一式も提供しています。
対照的に、Dropboxはファイルホスティングおよびコラボレーションプラットフォームであり、いくつかの新しい動画機能を備えています。しかし、動画は主要目的ではないため、企業向けの動画ホスティングサービスを利用する場合、安価な動画ストレージとして、Dropboxは良い選択肢ではありますが、最初の選択肢にはなりません。
Vimeo vs. Dropbox: 動画ホスティングプラットフォームの比較表
Vimeoの動画ホスティングサービスとDropboxが提供するサービスは完全に一致するものではありませんが、動画ホスティング、画面録画、AI動画ツール、動画を通じたコミュニケーション機能など、いくつかの共通点を比較することができます。
機能 | Vimeo | Dropbox |
料金 | フリーミアム、月額$0~$65 | フリーミアム、月額$0~$26 Enterpriseはプランにより異なる |
動画品質 | 4K、8K、HDRに対応 | 4K HD(有料プラン) |
帯域幅 | 最大2TB/月 Enterpriseは無制限 | 20 GB~1 TB(プランにより異なる) Enterpriseは最大4TB |
動画ストレージ | 最大動画500本 Enterpriseは無制限 | 2 GB~1,000 TB |
無料のスクリーンレコーダー | 有 | いいえ |
動画レビューツール | 有 | 有 |
分析ダッシュボード | 有 | いいえ |
AIスクリプトジェネレーター | 有 | いいえ |
プライベート動画の共有 | 有 | 有 |
動画ホスティングプラットフォームの比較: Vimeo vs. Dropbox
動画ホスティングプラットフォームは、動画ファイルを保管するだけのスペースではありません。動画ホスティングサイトは、埋め込みが簡単な動画プレーヤーと統合機能を備えているため、ウェブサイトやSNSへの動画コンテンツのアップロード、編集、共有がスムーズに行えます。
Vimeo動画ホスティングの概要
動画ファイルをどのようにアップロードして共有しますか?Vimeoは、無料の動画ホスティングをお探しの方に最適です。多くのクリエイター、プロフェッショナル、ブランドが、HD動画をホスティングするための主要なソリューションとして、Vimeoの信頼できるホスティングプラットフォームを選択しています。 今すぐVimeoに動画をアップロードしてみましょう。
- 高度な動画品質:Vimeoの超高速HTML5オンライン動画プレーヤーは、優れたパフォーマンスを保証し、4K、8K、HDR、ドルビービジョンで動画をホスティングします。
- ダイナミックなサウンド:Vimeoの320 kbpsの定常ビットレートは、他の動画ホスティングサイトでは味わえない比類のないサウンド体験を提供します。
- 広告は一切なし:広告がなければエンゲージメントが向上します。そのため、Vimeoではどのプランでも、再生前、再生中、再生後に広告は表示されません。
- カスタマイズ可能なプレーヤー:Vimeoのプレーヤーをブランドの色、ロゴ、コントロールを自由にカスタマイズできます。ブランドのスタイル要素は、どこに動画を埋め込んでも表示されます。
- 動画セキュリティ:ドメインレベルのアクセス許可、パスワード保護、プライベート動画の共有などのVimeoの動画プライバシー機能を使用すると、Vimeo Centralで動画ライブラリへのアクセスを制御できます。
- 豊富なインテグレーション機能:Android、iPhone、Mac、Windowsなどで録画する場合でも、Vimeoなら安心して統合できます。さらに、アップロードをDropbox、Google Drive、iMovieなどから簡単に行えます。
- あらゆる場所への動画埋め込み:モバイルまたはデスクトップで視聴者を獲得。Vimeoの動画ホスティングサービスは、場所を問わずスムーズな視聴体験を提供します。
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Dropbox動画ホスティングの概要
Dropboxは、カスタム動画の埋め込みに直接対応しておらず、マーケティング動画の配信に使用されていないため、単純な動画ホスティングソリューションではありません。しかし、安価な動画ストレージプランや無料アカウントが利用できるDropboxは、特にプライベートな視聴体験向けの、大きなファイルのホスティングに最適です。
- Dropboxの拡張機能:DropboxはVimeoと統合し、直接アップロードすることが可能で、動画共有や動画共同作業ツールが簡素化されます。
- 安価な動画ストレージ:Dropbox Businessは、オンデマンドで動画ファイルを共有するための堅牢なストレージが必要な場合や、他のファイルに加えて事前に録画された動画アセットをたくさん保存している場合に最適なソリューションです。
画面録画機能の比較: Vimeo vs. Dropbox
VimeoとDropboxのどちらにもウェブカメラやデバイスの画面・モニター上のアクションを簡単にキャプチャーする、画面録画ツールがあり、包括的なチュートリアルを作成したり、会議やトレーニングに背景情報を補足したりできます。
Vimeoには、テンプレートや既存の映像から独自の動画を作成し、ブランドキットを使用することもできる、より包括的な動画作成プラットフォームがあります。Vimeoは、あらゆる動画サイズにも対応できる高度な編集機能を備えていますが、Dropboxでは10分以下の動画しか編集できません。
Vimeoスクリーンレコーダーの概要
Vimeoの動画プラットフォームは無料の画面録画機能に対応しており、ボタンを押すだけでワンテイクの動画制作やパーソナライズされた職場でのコミュニケーションが可能になります。
- シームレスなスクリーンレコーダー:モバイルまたはデスクトップでVimeoのスクリーンレコーダーを使用して、ご自分や画面、またはその両方をキャプチャーし、チュートリアルや企業報告書などに文脈を追加できます。
- 外出先での録画:Vimeoアプリからその場で画面を録画し、さまざまな用途に合わせてすばやく動画をトリミングして共有できます。
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Dropbox画面録画の概要
Dropbox Captureも同様の画面録画ツールで、動画を使用したダイナミックな社員間コミュニケーションを促進し、効率を向上します。ただし、Dropboxの画面録画は、特定のDropbox Businessプランでのみ利用可能です。
- デュアル画面録画:Dropbox Captureでは、ウェブカメラフィードと一緒に画面の全体または一部を録画できます。
- マークアップツール:書き込み、ハイライト、などのマークアップツールが画面録画機能に埋め込まれており、ポイントをより素早く伝えられます。
AI動画ツールの比較: Vimeo vs. Dropbox
人工知能は、私たちの仕事のやり方を一変させています。動画も例外ではありません。Vimeoは、動画の録画、編集、共有を簡単にするために、AIに多額の投資を行っています。DropboxにもAIツールはありますが、動画の作成や編集に特化したツールはありません。
Vimeo AI動画ツールの概要
Vimeo AIツールが面倒な作業をすべて行います。内蔵テレプロンプターからAIテキストベースの動画編集まで、VimeoのAI技術は、動画制作における作成と編集の面倒な要素を取り除き、貴重な時間を節約し、より多くの成果を導き出します。
- 動画テレプロンプター:テレプロンプターが組み込まれたVimeoのワンテイク動画録画ツールは、録画中に画面の下部でスクリプトをスクロールできるため、話している最中に読み位置を見失うことがありません。
- AIスクリプトジェネレーター:次の動画のスクリプトを書く必要さえないとしたらどうでしょうか?VimeoのAIがあなたがまとめた要点を動画スクリプトに変換します。
- 自動キャプション:Vimeoの一部のプランでは、動画の字幕と説明を自動的に生成するAI機能を利用できます。
- テキストベースの動画編集:Vimeoのテキストベースの編集支援機能を使用して、トランスクリプトを微調整して動画を簡単に編集し、ポストプロダクション後の間違いをすばやく修正できます。
- 今後さらに多くの機能が追加予定:VimeoはAIに多額の投資を行っており、今後も新たな機能が順次リリースされます。
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Dropbox AI動画ツールの概要
Dropboxは、動画の作成、録画、編集用のAI動画ツールは提供しておりませんが、現在ベータ版でAIを利用したDropbox Dashの一部など、他のいくつかのAI機能を提供しています。
- AIを活用した検索機能:Dropbox Dash(現在ベータ版)は、ツール、コンテンツ、アプリを1つの検索バーでつなぎ、コンテンツを見つけやすくします。
- Dropboxのスタック機能:AIを活用したこれらのスマートコレクションにより、ユーザーはURLの保存、整理、取得や、最新のプロジェクトへのショートカットの作成ができます。
- AIファイルサマリー:Google検索と同様に、Dropboxの生成AIは質問に答えたり、大きなファイルやフォルダーのコンテンツを要約したりできます。
- 自動生成トランスクリプトとキャプション:Dropbox Replayアドオンのサブスクライバーは、自動クローズドキャプションとトランスクリプトを利用できます。
社内動画コミュニケーションの比較: Vimeo vs. Dropbox
動画コミュニケーションプラットフォームは、従業員間のコミュニケーションを刷新するのに役立ちます。画面録画、バーチャルイベントやウェビナーなど、最先端の企業コミュニケーション戦略の一環として動画を活用する方法をご紹介します。
Vimeo社内動画コミュニケーションの概要
Vimeoには、Dropboxにはない動画コミュニケーションを介して知識を一元化し、共有するための重要なツールがいくつかあります。まず第一に、Vimeoを使用して全社会議やトレーニングなどのイベントをオンラインでストリーミングし、従業員とのつながりを強化できます。
Vimeoではさらに、魅力的なオンデマンド動画を作成するためのインタラクティブ機能も提供しています。高度なVimeoの分析機能は、これらの動画への従業員のエンゲージメントに関する洞察を提供し、Vimeoのチームコラボレーションツールは、企業の動画コミュニケーションへの包括的なアプローチの一環として、生産性を向上させます。
- 検索・埋め込み可能な動画ハブ:動画コンテンツをランダムに集めたハブはすぐに雑然となります。VimeoはAIが生成する説明と検索可能なコンテンツ、およびフォルダーに対応しているため、必要なときに必要なものをすぐに見つけられます。
- パーソナライズされた職場コミュニケーション:Vimeoでのライブストリーミングや画面録画により、動画を活用したアプローチで従業員間のコミュニケーションをパーソナライズできます。
- 魅力的なライブイベントのための機能:視聴者エンゲージメントツール、サードパーティのウィジェット、小会議室を使用して従業員の参加を促し、次の全社会議を最大限に活用しましょう。
- インタラクティブ動画:オンボーディングやトレーニングなど、動画でのエンゲージメントやインタラクションをさらに促進するために、動画ホットスポット、ストーリー分岐、アンケート、CTAを活用できます。
- 動画のアクセスコントロール:事前に録画した動画を会議で共有したり、オンボーディング用のチュートリアルへのリンクを送信したりする機会はありますか?Vimeoの動画プライバシー設定により、動画ライブラリへのアクセスを安心して管理できます。
- 動画分析:Vimeoの分析ダッシュボードを使用すると、従業員の動画コンテンツの利用状況を把握するための洞察を収集し、関係者に情報を提供して、動画コミュニケーション戦略への投資収益率を定量化できます。
- フィードバックの統合:動画制作現場の関係者が多すぎますか?Vimeoのチームコラボレーションツールを使用して、フィードバックを統合し、タイムスタンプ付きのコメントを提供することで、レビュープロセスをより効率的に進められます。
- 埋め込み可能なショーケース:複数の動画のショーケースを簡単に埋め込み、従業員がすでに作業しているプラットフォームと統合できます。
Vimeoで動画を活用してより良いコミュニケーションを始める →
Dropbox動画コミュニケーションの概要
Dropboxを包括的な動画コミュニケーションプラットフォームとして紹介することはできませんが、社内での一部の共同作業のニーズに利用することができます。ただし、ライブイベントやイントラネットなどの内部サイトへの動画埋め込みなどの機能はありません。
- Dropbox Capture:画面録画に加え、Dropbox CaptureではスクリーンショットやGIFを使用したり、動画メッセージをパーソナライズして共有したりできます。
- Dropbox Replay:このレビューツールでは、動画、オーディオ、画像ファイルを簡単にレビューでき、期限を設定するオプションもあります。
- Dropboxの分析機能:Dropbox DocSendは、追跡可能なリンクを使用して、ファイルへのアクセスを把握するためのスナップショットを取得できますが、この機能はBusinessプランでのみ利用可能です。
- Dropboxのプライバシー設定:Dropboxには、管理者アクセス許可、パスワード保護、プライベートリンクの共有によるカスタマイズ可能な視聴体験など、動画ファイルへのアクセスを制御する方法がいくつかあります。
- Dropboxのファイル管理:オンラインのファイリングキャビネットのように、Dropboxには散らかったコンテンツを整理するためのツールがあります。検索可能なチームフォルダーとカスタム権限機能により、部署や組織間でプロジェクトの共同作業ができます。
企業向け動画プラットフォームには、VimeoとDropboxのどちらが最適でしょうか?
ここが肝心なポイントです。包括的な動画ホスティングプラットフォームとしてVimeoとDropboxのどちらかを選ぶなら、その答えは明白です。Vimeoは、高画質の動画をホスティングして共有するためだけでなく、チームの共同作業や従業員間のコミュニケーションを促進する動画ビジネスソリューションにも最適なソリューションです。
ライブストリーミングやイベント機能がないことは、ビジネス動画のニーズにDropboxを選択する上で明らかに不利です。幸いなことに、VimeoはDropboxと直接連携しているため、どちらをお気に入りにするかを決める必要はありません。つまり、DropboxからVimeoに簡単にアップロードができるため、この2つを組み合わせて各プラットフォームの長所を活かすことができます。